携帯電話代の按分割合は何%が妥当?税務署に認められる根拠
フリーランスのスマホは仕事とプライベートの両方で使いますよね。「経費にできるのは分かるけど、何割が妥当なの?」という疑問にお答えします。
この記事では、携帯電話代の按分割合の決め方と税務署に認められる根拠の作り方を解説します。
携帯電話代の按分割合の目安
結論から言うと、フリーランスの携帯電話代の按分割合は**50〜70%**が一般的です。
もちろん人によって異なりますが、仕事で頻繁に電話やチャットを使う方なら60〜70%、たまに使う程度なら40〜50%が目安になります。
ただし、「みんなが50%だから50%」では根拠になりません。自分の利用実態に合った割合を計算しましょう。
按分割合の計算方法
方法1: 通話履歴から計算
通話が多い方は、通話履歴を根拠にできます。
1ヶ月の通話記録を確認し、仕事の通話時間とプライベートの通話時間を分けます。
- 仕事の通話: 月120分
- プライベートの通話: 月80分
- 按分割合: 120 ÷ 200 = 60%
方法2: アプリ利用時間から計算
スマホの「スクリーンタイム」機能を使う方法です。仕事用アプリ(Slack、メール、Zoomなど)の利用時間を集計します。
- 仕事用アプリ: 1日3時間
- 全体の使用時間: 1日5時間
- 按分割合: 3 ÷ 5 = 60%
iPhoneなら「設定 → スクリーンタイム」、Androidなら「設定 → Digital Wellbeing」で確認できます。
方法3: 仕事日数から計算
最もシンプルな方法です。月のうち仕事をしている日数で按分します。
- 月の仕事日数: 22日
- 月の日数: 30日
- 按分割合: 22 ÷ 30 = 約73%
ただし、休日も私的にスマホを使うので、この割合がそのまま認められるとは限りません。仕事日の中でもプライベート利用はあるはずです。
税務署に認められる根拠の作り方
按分割合を決めたら、必ず根拠を残しましょう。
残すべき記録
- 計算方法と計算過程のメモ
- 通話履歴のスクリーンショット(月1回で十分)
- スクリーンタイムのスクリーンショット
- 仕事用に使っているアプリの一覧
やってはいけないこと
- 根拠なしに「90%」と設定する
- 毎月コロコロ割合を変える
- 仕事用と完全に分けていると偽る
90%以上の按分は、税務調査で確実に質問されます。仕事専用の回線でない限り、高すぎる割合は避けましょう。
2台持ちの場合
仕事用とプライベート用の2台を持っている場合、仕事用スマホは100%経費にできます。プライベート用は経費にできません。
ただし、仕事用スマホでたまにプライベートの電話をする程度なら、100%経費で問題ありません。常識的な範囲であれば指摘されることはほぼないでしょう。
格安SIMに乗り換えるのも節税
按分割合を上げるのではなく、そもそもの携帯代を下げるのも効果的です。大手キャリアから格安SIMに乗り換えるだけで、月5,000円以上の削減も可能です。
浮いた分は全額手取りが増えるので、按分割合で悩むより効果的かもしれません。
具体的な計算例
月のスマホ代が8,000円、按分割合を60%とした場合。
- 月の経費: 8,000円 × 60% = 4,800円
- 年間の経費: 4,800円 × 12ヶ月 = 57,600円
- 節税効果(税率20%の場合): 約11,500円
まとめ
携帯電話代の按分は50〜70%が一般的です。通話履歴やスクリーンタイムを根拠にして、自分の利用実態に合った割合を設定しましょう。
フリーフリーでは、携帯代の按分割合を最初に設定するだけで毎月自動計算されます。根拠のメモも一緒に管理できるので、確定申告時に慌てることがなくなります。