融資を受ける時に必要な経理書類|銀行が見るポイント
融資の審査は「決算書」で決まる
銀行が融資を判断する最大の材料は決算書です。事業計画書や社長の人柄も見ますが、最終的に数字がすべてを物語ります。
日頃から正確な経理をしているかどうかが、融資の成否を分けます。
融資に必要な書類一覧
| 書類 | 内容 | |------|------| | 決算書(2〜3期分) | 損益計算書、貸借対照表、勘定科目明細 | | 確定申告書 | 法人税申告書または所得税申告書 | | 試算表(直近月) | 最新の月次決算データ | | 資金繰り表 | 今後6〜12か月の資金繰り予測 | | 事業計画書 | 売上計画、利益計画、返済計画 | | 銀行口座の通帳 | 過去6か月〜1年分の入出金 | | 借入状況一覧 | 他の金融機関からの借入残高と返済予定 | | 登記簿謄本 | 法人の基本情報 |
銀行が決算書で見る5つのポイント
ポイント1:営業利益が黒字か
本業で利益が出ているかどうか。営業赤字が2期以上続くと融資は厳しくなります。
ポイント2:債務超過ではないか
貸借対照表の純資産がマイナス(債務超過)だと、融資のハードルが大幅に上がります。
ポイント3:借入金の返済能力
年間の返済額に対して、十分なキャッシュフローがあるか。
返済能力の計算: (税引後利益 + 減価償却費)÷ 年間返済額 ≧ 1.0
この数値が1.0未満だと、返済原資が不足しています。
ポイント4:売掛金・在庫の異常
売掛金が急増していないか(架空売上の疑い)。在庫が積み上がっていないか(不良在庫の疑い)。決算書の粉飾を見抜くポイントです。
ポイント5:勘定科目明細の中身
「役員貸付金」が多い → 会社の資金を個人に流用している疑い 「仮払金」が多い → 管理がずさんな印象 「雑損失」が多い → 内容不明の損失がある
融資審査で有利になるコツ
コツ1:月次決算を毎月締める
「試算表を出してください」と言われた時にすぐ出せる状態がベスト。月次決算が3か月遅れている会社は印象が悪いです。
コツ2:事業計画書を自分の言葉で説明する
税理士に作ってもらった計画書を読み上げるだけでは信用されません。数字の根拠を自分の言葉で説明できることが大切です。
コツ3:普段から銀行とコミュニケーションを取る
お金が必要になってから初めて銀行に行くのではなく、普段から月次の報告や相談をしておきましょう。
コツ4:資金繰り表を常に更新する
銀行は「この会社はお金の管理ができている」と判断すると、融資に前向きになります。
個人事業主の場合
日本政策金融公庫の融資を受ける場合は、確定申告書(2〜3期分)が主な審査材料です。青色申告の方が信用度が高くなります。
融資の成功は日々の経理の積み重ね。フリーフリーで記帳を自動化し、いつでも正確な決算データを出せる体制を整えましょう。