税理士との正しい付き合い方|丸投げはNG?
丸投げは楽だが「危険」
税理士に経理を丸投げしている社長は多いです。毎月のレシートを段ボールに入れて渡すだけ。楽ではありますが、3つの大きなリスクがあります。
- 自社の数字がわからなくなる
- 税理士のミスに気づけない
- 経営判断が遅れる
丸投げの何がダメなのか
リスク1:数字がわからない社長
「今月の利益はいくらですか?」と聞かれて答えられない。「今の預金残高は?」もわからない。
これでは経営判断ができません。数字を知らずに経営するのは、メーターを見ずに車を運転するようなものです。
リスク2:ミスの発見が遅れる
税理士も人間です。勘定科目の間違い、計上漏れ、二重計上。ミスは起きます。社長が数字を把握していれば「おかしいな」と気づけますが、丸投げしていると気づけません。
リスク3:節税のタイミングを逃す
「12月中に設備投資すれば今期の経費にできた」「小規模企業共済の加入が間に合わなかった」。税理士に任せきりにしていると、節税のタイミングを逃すことがあります。
社長が最低限把握すべき3つのこと
税理士に任せるにしても、以下は社長自身が把握しておくべきです。
1. 月次の損益
毎月の売上、粗利、営業利益。前月比と前年同月比。これだけで事業の状態がわかります。
2. 資金繰り
今月の入金予定と支払予定。来月の預金残高の見込み。
3. 税金の見込み
今期の利益見込みと、概算の法人税・消費税額。決算直前になって「思ったより税金が多い」と慌てないために。
税理士を活かす5つの質問
毎月の面談で以下の質問をしてみてください。
- 「今月の利益は前月と比べてどうですか?」
- 「今期の着地見込みはいくらですか?」
- 「今からできる節税策はありますか?」
- 「資金繰りで気になる点はありますか?」
- 「同業他社と比べて、うちの経営指標はどうですか?」
税理士は聞かれれば答えてくれます。でも、聞かなければ何も言ってくれないことも多いです。
理想の役割分担
| 作業 | 社長 | 税理士 | |------|------|--------| | 日々の記帳 | △(ツールで自動化) | ○(チェック) | | 月次決算 | ○(確認) | ○(作成) | | 節税相談 | ○(質問する) | ○(提案する) | | 確定申告・決算 | △(資料準備) | ○(作成・提出) | | 経営判断 | ○ | △(助言) |
「記帳の作業」は自動化し、「数字の確認と判断」は社長が行い、「税務の専門知識」は税理士に任せる。この分担が最適です。
フリーフリーで記帳を自動化すれば、税理士への依頼もスムーズになり、顧問料の削減にもつながります。