freeeからe-Taxで電子申告する方法|マイナンバーカードの設定手順
電子申告しないと65万円控除が受けられない
2020年分の確定申告から、青色申告の65万円控除を受けるにはe-Tax(電子申告)が必須になりました。紙で提出すると55万円控除に減額されます。
10万円の差は、所得税率20%なら約2万円の損。住民税と合わせると約3万円です。毎年3万円を捨てるのはもったいないですよね。
freeeにはe-Tax連携機能があり、freeeの画面から直接電子申告できます。この記事では、その手順をゼロから解説します。
電子申告に必要なもの
1. マイナンバーカード
通知カード(紙のカード)ではなく、ICチップ入りのプラスチック製カードが必要です。持っていない場合は、市区町村の窓口で申請します(発行まで1〜2ヶ月かかります)。
2. ICカードリーダーまたはスマートフォン
マイナンバーカードを読み取るために必要です。
- ICカードリーダー:Amazonなどで2,000〜3,000円で購入可能
- スマートフォン:NFC対応のスマホなら、ICカードリーダーの代わりに使える
最近のiPhone(7以降)やAndroid(おサイフケータイ対応機種)なら、スマホで読み取れます。
3. 利用者識別番号
e-Taxを利用するための16桁の番号です。初めての場合は、e-Taxの開始届出をオンラインで提出して取得します。
4. freeeのアカウント(確定申告対応プラン)
freeeの確定申告機能は、スタンダードプラン以上で利用できます。
事前準備:マイナンバーカードの設定
ステップ1:暗証番号を確認する
マイナンバーカードには4種類の暗証番号があります。e-Taxで使うのは以下の2つです。
- 署名用電子証明書の暗証番号:英数字6〜16桁(英字は大文字)
- 利用者証明用電子証明書の暗証番号:数字4桁
カード受取時に設定したものです。忘れた場合は市区町村の窓口で再設定できます。
ステップ2:電子証明書の有効期限を確認する
電子証明書の有効期限は発行から5回目の誕生日です。期限が切れている場合は市区町村で更新が必要です。
ステップ3:利用者識別番号を取得する
まだ持っていない場合は、e-Taxの「開始届出書」をオンラインで提出します。
- e-Tax公式サイト(www.e-tax.nta.go.jp)にアクセス
- 「開始届出書の作成・提出」を選択
- 個人の場合は「個人の方」をクリック
- マイナンバーカードで認証
- 基本情報を入力して送信
- 利用者識別番号が発行される
すでにfreeeの開業機能で届出をした方は、利用者識別番号を取得済みの場合があります。
freeeからe-Taxで電子申告する手順
ステップ1:確定申告書を完成させる
freeeの「確定申告」→「確定申告書類の作成」で、すべての入力を完了させます。
ステップ2:電子申告の準備画面に進む
確定申告書の作成が完了したら、「提出」のステップに進みます。「電子申告(e-Tax)」を選択します。
ステップ3:freee電子申告アプリをインストール
初回のみ、「freee電子申告アプリ」のインストールが必要です。画面の案内に従ってダウンロード・インストールします。
Windows版とMac版があります。
ステップ4:マイナンバーカードを読み取る
freee電子申告アプリを起動し、マイナンバーカードをICカードリーダーにセット(またはスマホで読み取り)します。
署名用電子証明書の暗証番号を入力します。
ステップ5:利用者識別番号を入力する
16桁の利用者識別番号と暗証番号を入力します。
ステップ6:送信する
「申告データを送信」をクリックします。数秒〜数十秒で送信が完了します。
ステップ7:受付結果を確認する
送信後、e-Taxからの受付結果が表示されます。「受付完了」と表示されれば成功です。受付番号を控えておきましょう。
よくあるトラブルと対処法
トラブル1:マイナンバーカードが読み取れない
- ICカードリーダーのドライバが最新か確認
- カードの向きが正しいか確認(ICチップ面を上に)
- スマホの場合、NFC機能がオンになっているか確認
- カードケースに入れたまま読み取ろうとしていないか確認
トラブル2:暗証番号を間違えてロックされた
署名用電子証明書の暗証番号は、5回間違えるとロックされます。ロック解除は市区町村の窓口で行います。
利用者証明用の暗証番号は3回でロックです。
トラブル3:「電子証明書の有効期限切れ」エラー
市区町村の窓口で電子証明書を更新してください。更新は無料です。
トラブル4:送信時にエラーが出る
- freee電子申告アプリを最新版に更新する
- ブラウザのキャッシュをクリアする
- セキュリティソフトが通信をブロックしていないか確認
トラブル5:利用者識別番号を忘れた
e-Taxの「利用者識別番号の通知」機能で、マイナンバーカードを使って再確認できます。
電子申告後にやること
納税する
電子申告は「申告」であって「納税」ではありません。税金の支払いは別途行います。
- 振替納税:口座から自動引き落とし(届出が必要)
- クレジットカード払い:国税クレジットカードお支払サイトから
- コンビニ払い:QRコードを発行して支払い
- ダイレクト納付:e-Taxから直接引き落とし
控えを保存する
freeeから電子申告した申告書のPDFをダウンロードし、保存しておきましょう。住宅ローンの審査や保育園の申請で必要になることがあります。
まとめ
freeeからのe-Tax電子申告は、初回の設定さえ終えれば、毎年数分で完了します。マイナンバーカードとICカードリーダー(またはスマホ)があれば、自宅から申告できます。
65万円控除を確実に受けるためにも、電子申告は必須です。まだ紙で提出している方は、今年からぜひ切り替えてください。
「確定申告の前に帳簿を整えるのが大変」という方は、AIが仕訳を自動判定するフリーフリーを使ってみてください。日々の記帳が楽になれば、電子申告もスムーズに進みます。