事業主貸・事業主借がわからない!freeeでの使い方を解説
事業主貸・事業主借は個人事業主の必須知識
「事業主貸って何?」「事業主借との違いがわからない」
個人事業主がfreeeを使い始めて、最初につまずくポイントがこの2つです。
名前が似ていてややこしいですが、理解してしまえばシンプルです。
事業主貸とは
事業のお金を、個人(プライベート)に渡したという意味です。
「事業が」「主(あるじ=あなた)に」「貸した」と読みます。
具体例:
- 事業用口座からプライベートの買い物をした
- 事業用口座から生活費を引き出した
- 事業用カードで個人的な支払いをした
お金が事業 → プライベートに流れるのが事業主貸です。
事業主借とは
個人のお金を、事業に入れたという意味です。
「事業が」「主(あなた)から」「借りた」と読みます。
具体例:
- 個人のお金で事業の経費を立て替えた
- プライベート口座から事業用口座に入金した
- 個人のカードで事業用の備品を買った
お金がプライベート → 事業に流れるのが事業主借です。
freeeでの使い方
事業主貸の登録
「自動で経理」でプライベートの支出が出てきたら:
- 勘定科目を「事業主貸」に変更
- 「登録」をクリック
これだけです。経費にはなりません。「事業のお金を個人に渡しました」という記録だけが残ります。
事業主借の登録
個人のお金で経費を払った場合:
- 「取引」→「取引を登録」
- 支出元口座を「プライベート資金」に設定
- 勘定科目は実際の費目(消耗品費、旅費交通費など)
- 「登録」をクリック
freeeでは支出元を「プライベート資金」にすると、自動的に事業主借として処理されます。
よくある仕訳パターン
パターン1:事業用口座から生活費を引き出した
- 勘定科目:事業主貸
- 金額:引き出した金額
パターン2:個人のお金で文房具を買った
- 勘定科目:消耗品費
- 支出元:プライベート資金(→事業主借)
パターン3:事業用カードでプライベートの食事
- 勘定科目:事業主貸
- 金額:食事代
パターン4:プライベート口座から事業用口座に入金
- 処理方法:口座振替ではなく、事業主借として処理
- 入金先の口座に「事業主借」で収入を登録
よくある間違い
事業主貸を経費にしてしまう
プライベートの支出を「雑費」などで処理するのはNGです。経費が過大になり、税務調査で問題になります。
事業主借を売上にしてしまう
個人のお金を事業に入れたのは売上ではありません。事業主借として処理してください。
事業主貸と事業主借を逆にする
お金の流れの方向を確認しましょう。事業→個人なら事業主貸。個人→事業なら事業主借です。
確定申告での扱い
事業主貸と事業主借は、確定申告の決算書に記載されます。
- 事業主貸は資産(事業が個人に貸しているお金)
- 事業主借は負債(事業が個人から借りているお金)
年度末に相殺されて、差額が元入金に繰り入れられます。事業主貸が多い=プライベートへの支出が多い、事業主借が多い=個人のお金をたくさん事業に入れている、ということです。
まとめ
- 事業主貸:事業のお金 → プライベートに出た
- 事業主借:プライベートのお金 → 事業に入った
- freeeでは口座を「プライベート資金」にすれば事業主借になる
- 経費や売上と間違えないこと
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