決算の流れを完全解説|中小企業の決算準備チェックリスト
決算は「年に1回の総まとめ」
法人の決算とは、事業年度の最終日(決算日)に、1年間の収益・費用・資産・負債を確定させる手続きです。
決算の結果をもとに、法人税・消費税の申告と納付を行います。決算日から2ヶ月以内が申告期限です。
決算の全体スケジュール
3月決算法人を例にすると:
| 時期 | やること | |------|----------| | 3月 | 決算準備開始、棚卸し | | 4月上旬 | 帳簿の締め、残高確認 | | 4月中旬 | 決算整理仕訳 | | 4月下旬 | 決算書の作成 | | 5月上旬 | 税理士による確認 | | 5月中旬 | 法人税・消費税の申告書作成 | | 5月31日 | 申告・納付期限 |
決算準備チェックリスト
帳簿の整理
- □ すべての取引が記帳されているか
- □ 未処理の仕訳はないか
- □ 仮勘定(仮払金・仮受金)は整理されたか
残高の確認
- □ 現金残高は実際の現金と一致しているか
- □ 預金残高は通帳と一致しているか
- □ 売掛金残高は取引先と一致しているか
- □ 買掛金残高は取引先と一致しているか
決算整理仕訳
- □ 減価償却費を計上したか
- □ 前払費用・未払費用を計上したか
- □ 貸倒引当金を計上したか
- □ 棚卸資産の評価を行ったか
- □ 消費税の計算は正しいか
決算書の作成
- □ 貸借対照表(B/S)を作成したか
- □ 損益計算書(P/L)を作成したか
- □ 株主資本等変動計算書を作成したか
- □ 個別注記表を作成したか
決算整理仕訳のポイント
減価償却
固定資産の取得価額を耐用年数にわたって費用化します。会計ソフトで固定資産を登録しておけば、自動計算されます。
前払費用・未払費用
決算日をまたぐ保険料や家賃は、期間に応じて按分します。翌期分の前払い(前払費用)や、当期分の未払い(未払費用)を正しく計上してください。
棚卸し
在庫がある事業では、決算日時点の在庫を数えて金額を確定させます(実地棚卸)。
よくある失敗
- 帳簿の締めが遅い:決算日翌月にはすべての取引を記帳しましょう
- 領収書の紛失:電子保存を活用してバックアップを取りましょう
- 減価償却の計上忘れ:固定資産台帳を定期的に確認しましょう
- 消費税の計算ミス:税区分を日頃から正しく設定しておきましょう
まとめ
決算は準備が9割です。日頃から正確な記帳を心がけていれば、決算時の負担は大幅に減ります。チェックリストを活用して、漏れなく進めましょう。
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