オフィス家具(本棚・キャビネット)の勘定科目
結論:10万円未満なら「消耗品費」、10万円以上なら「工具器具備品」
本棚やキャビネットなどのオフィス家具は、金額によって勘定科目が変わります。10万円未満なら「消耗品費」で一括経費、10万円以上なら「工具器具備品」で減価償却です。
金額による処理方法
| 金額 | 勘定科目 | 処理方法 | |------|----------|----------| | 10万円未満 | 消耗品費 | 一括経費 | | 10万円以上20万円未満 | 一括償却資産 | 3年均等償却(選択可) | | 20万円以上 | 工具器具備品 | 耐用年数で減価償却 |
オフィス家具の耐用年数
金属製と木製で耐用年数が異なります。
| 種類 | 金属製 | 木製 | |------|--------|------| | 本棚 | 15年 | 8年 | | キャビネット | 15年 | 8年 | | ロッカー | 15年 | 8年 | | パーテーション | 15年 | 8年 |
仕訳例
本棚を15,000円で購入した場合(10万円未満)
| 借方 | 金額 | 貸方 | 金額 | |------|------|------|------| | 消耗品費 | 15,000 | 普通預金 | 15,000 |
キャビネットを80,000円で購入した場合(10万円未満)
| 借方 | 金額 | 貸方 | 金額 | |------|------|------|------| | 消耗品費 | 80,000 | 普通預金 | 80,000 |
金属製ロッカーを250,000円で購入した場合
| 借方 | 金額 | 貸方 | 金額 | |------|------|------|------| | 工具器具備品 | 250,000 | 普通預金 | 250,000 |
減価償却(定額法、金属製・耐用年数15年)。
年間の減価償却費 = 250,000 ÷ 15 = 16,667円
複数のオフィス家具をまとめて購入した場合
複数の家具を一度に購入しても、それぞれ個別に判断します。本棚3万円+キャビネット5万円を同時に購入しても、合算して8万円とする必要はありません。
ただし、「一組として使用する」ものは合算が必要です。例えば、上下連結式の書庫(上段3万円+下段3万円)は合算して6万円として判断します。
自宅兼事務所の場合
自宅で仕事をしている場合、オフィス家具は事業利用分のみを経費にできます。
事業利用100%と言える家具(事業用書類を収納する本棚など)は全額経費にできます。プライベートの本も混在している場合は按分が必要です。
組み立て費・配送料の扱い
組み立てサービスや配送料は、家具の取得価額に含めます。本体価格が9万円でも、配送・組み立て費用を含めて10万円を超える場合は減価償却が必要です。
中古品を購入した場合
中古のオフィス家具を購入した場合、耐用年数は短くなります。簡便法で計算する場合:
中古資産の耐用年数 = 法定耐用年数 − 経過年数 + 経過年数 × 20%
例えば、5年使われた金属製キャビネット(法定15年)の場合:15 − 5 + 5 × 0.2 = 11年
まとめ
本棚やキャビネットの勘定科目は金額で決まります。10万円未満なら消耗品費で即経費、10万円以上なら材質に応じた耐用年数で減価償却しましょう。
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