PayPal決済の記帳方法|手数料と為替差損の処理
PayPal取引は「手数料」と「為替」がポイント
PayPal決済の記帳は、通常の銀行振込より少し複雑です。理由は2つ。手数料が引かれること、そして外貨取引の場合は為替レートが絡むことです。
この2点さえ押さえれば、あとは普通の記帳と変わりません。
PayPalで売上を受け取った場合
基本の仕訳
クライアントから10,000円の報酬をPayPalで受け取った場合(手数料3.6%+40円=400円)。
売上計上時:
| 借方 | 金額 | 貸方 | 金額 | |------|------|------|------| | 売掛金 | 10,000 | 売上 | 10,000 |
PayPal入金時(手数料差引後):
| 借方 | 金額 | 貸方 | 金額 | |------|------|------|------| | PayPal口座 | 9,600 | 売掛金 | 10,000 | | 支払手数料 | 400 | | |
売上は満額で計上し、手数料は別途「支払手数料」で処理します。手数料を引いた金額で売上計上するのはNGです。
PayPalから銀行口座への出金
PayPal残高を銀行口座に移す場合の仕訳です。
| 借方 | 金額 | 貸方 | 金額 | |------|------|------|------| | 普通預金 | 9,600 | PayPal口座 | 9,600 |
出金手数料がかかる場合は、その分も支払手数料で処理します。
外貨建てPayPal取引の処理
ドル建てで受け取った場合
海外クライアントから$100を受け取った場合、円換算が必要です。
売上計上時(請求日のレート1ドル=150円):
| 借方 | 金額 | 貸方 | 金額 | |------|------|------|------| | 売掛金 | 15,000 | 売上 | 15,000 |
入金時(入金日のレート1ドル=148円、手数料差引後$96.4):
入金額は$96.4×148円=14,267円。売掛金15,000円との差額は手数料と為替差損で処理します。
為替差損益の処理
為替レートの変動による差額は「為替差益」または「為替差損」として計上します。
- レートが有利に動いた → 為替差益(雑収入)
- レートが不利に動いた → 為替差損(雑損失)
会計ソフトでの管理
PayPal口座を会計ソフトに登録する場合、「その他の預金」として登録します。freeeならPayPalの自動連携にも対応しています。
自動連携を使えば、取引の取込は自動。あとは勘定科目の確認と手数料の分離だけです。
PayPal取引が多い方は、フリーフリーの自動仕訳機能で手数料の分離処理を効率化できます。