複式簿記と単式簿記の違い|青色申告65万円控除に必要なのは?
結論:65万円控除には複式簿記が必要。会計ソフトを使えば難しくない
青色申告特別控除の65万円を受けるには、複式簿記での記帳が必須です。「複式簿記は難しそう」と思うかもしれませんが、会計ソフトを使えば自動で複式簿記の帳簿を作成してくれます。
単式簿記と複式簿記の違い
単式簿記(かんたん)
お小遣い帳のように、入出金を1行ずつ記録する方法です。
3/1 売上 A社デザイン報酬 +100,000円
3/5 経費 パソコン周辺機器 -8,000円
3/10 経費 カフェ打合せ -600円
メリット:シンプルで誰でもできる デメリット:青色申告の65万円控除は受けられない(10万円控除のみ)
複式簿記(しっかり)
1つの取引を「借方」と「貸方」の2面で記録する方法です。
3/1 借方:普通預金 100,000円 / 貸方:売上高 100,000円
3/5 借方:消耗品費 8,000円 / 貸方:普通預金 8,000円
3/10 借方:会議費 600円 / 貸方:現金 600円
メリット:65万円控除が受けられる。お金の流れが正確に把握できる デメリット:簿記の知識が必要(に見えるが、会計ソフトがカバーしてくれる)
なぜ「2面」で記録するの?
複式簿記では、すべての取引を「何が増えたか」と「何が減ったか」の2面で記録します。
たとえば「現金で消耗品を買った」場合:
- 消耗品費が増えた(経費が増加)
- 現金が減った(お金が減少)
この2面を記録することで、帳簿全体の整合性が常にチェックでき、ミスが発見しやすくなります。
青色申告の控除額は記帳方法で変わる
| 記帳方法 | 提出方法 | 控除額 | |---------|---------|--------| | 複式簿記 | e-Tax or 電子帳簿保存 | 65万円 | | 複式簿記 | 書面提出 | 55万円 | | 単式簿記 | 問わない | 10万円 |
65万円控除と10万円控除の差は55万円。所得税率が20%なら、年間11万円の節税差になります。
複式簿記で必要な帳簿
65万円控除を受けるには、以下の帳簿を作成・保存する必要があります。
主要簿(必須)
- 仕訳帳:すべての取引を日付順に記録
- 総勘定元帳:勘定科目ごとに取引を集計
補助簿(該当する場合)
- 現金出納帳
- 預金出納帳
- 売掛帳
- 買掛帳
- 固定資産台帳
多そうに見えますが、会計ソフトを使えばすべて自動で作成されます。
会計ソフトなら複式簿記は怖くない
会計ソフトを使う場合、あなたがやることは以下の3つだけです。
- 取引を入力する:「3月1日、A社からデザイン報酬10万円が振り込まれた」
- 科目を選ぶ:「売上高」を選択
- 保存する:これだけで借方・貸方が自動入力される
「借方」「貸方」を自分で考える必要はありません。会計ソフトが裏側で複式簿記のルールに従って処理してくれます。
今から複式簿記を始める手順
- 青色申告承認申請書を提出:まだ出していない場合は税務署に提出
- 会計ソフトを導入:無料で始められるものもある
- 銀行口座・カードを連携:自動で取引が取り込まれる
- 日々の取引を仕訳する:AIや自動ルールでほぼ自動化
- 確定申告時に帳簿を出力:貸借対照表と損益計算書を作成
まとめ
- 単式簿記はシンプルだが10万円控除のみ
- 複式簿記+e-Taxで65万円控除が受けられる
- 年間11万円以上の節税効果(税率20%の場合)
- 会計ソフトを使えば、複式簿記の知識がなくても大丈夫
フリーフリーならAIが自動で複式簿記の仕訳を作成。簿記の知識ゼロでも65万円控除を目指せます。