領収書・レシートの保管期間は?正しい保存方法とNG例
結論:領収書の保管期間は原則7年。正しく保管しないと経費が否認されるリスクも
確定申告の証拠書類である領収書・レシートには、法律で定められた保管期間があります。期間内に捨ててしまうと、税務調査で経費を否認される可能性があります。
保管期間一覧
| 申告方法 | 帳簿 | 領収書・レシート | 請求書・納品書 | |---------|------|----------------|-------------| | 青色申告 | 7年 | 7年 | 7年(5年のものもあり) | | 白色申告 | 7年 | 5年 | 5年 |
いつから数える?
保管期間は、確定申告の期限日の翌日から起算します。
たとえば、2025年分(2026年3月15日申告期限)の領収書なら、2026年3月16日から7年間、つまり2033年3月15日まで保管する必要があります。
保管が必要な書類
必ず保管するもの
- 領収書・レシート
- 請求書
- 納品書
- クレジットカードの利用明細
- 銀行の取引明細(通帳のコピーでもOK)
- 契約書
あると便利なもの
- 出金伝票(領収書がない場合の代替)
- メールの注文確認・支払い確認
- ECサイトの購入履歴
正しい保存方法
方法1:紙のまま保管
もっとも基本的な方法です。
保管のコツ
- 月ごとにクリアファイルや封筒に分ける
- 日付順に並べる
- 勘定科目ごとに分類するとさらに便利
- 直射日光を避けた場所で保管
方法2:電子データで保管(電子帳簿保存法対応)
2024年1月以降、電子取引(メールで受け取った請求書、ECサイトの領収書など)は電子データのまま保存が義務化されました。
電子保存のルール:
- 改ざん防止措置:タイムスタンプの付与、または訂正・削除の履歴が残るシステムを使用
- 検索機能:日付・金額・取引先で検索できること
- ディスプレイ・プリンタの備え付け:いつでも画面表示や印刷ができること
方法3:スキャナ保存
紙の領収書をスキャンして電子データで保存する方法です。
スキャナ保存のルール:
- 解像度200dpi以上(スマホのカメラでもOK)
- 受領後おおむね7営業日以内にスキャン(速やかに)
- タイムスタンプの付与
- 原本との同一性の確認
スキャナ保存の要件を満たせば、原本の紙は破棄できます。
やってはいけない保管方法(NG例)
NG1:感熱紙レシートをそのまま放置
コンビニやスーパーのレシートは感熱紙が多く、時間が経つと文字が消えます。1〜2年で読めなくなることもあります。
対策:受け取ったらすぐにスマホで撮影するか、コピーを取る。
NG2:クリアファイルに詰め込んで日付バラバラ
税務調査で「○月の経費を見せてください」と言われた時、探すのに時間がかかります。
対策:月ごとに分けて、日付順に整理する。
NG3:電子取引のデータを紙に印刷して保存
2024年以降、電子取引のデータは電子のまま保存が義務です。紙に印刷しただけでは要件を満たしません。
対策:電子データをフォルダに整理して保存。日付・金額・取引先で検索できるようにする。
NG4:保管期間前に捨てる
「もう3年も前のだから」と捨ててしまうと、税務調査で証拠を提示できません。
対策:保管期間(7年)が過ぎるまで絶対に捨てない。
領収書をもらい忘れた場合
領収書がなくても、以下の方法で経費として認められる可能性があります。
- 出金伝票を作成する:日付・金額・支払先・内容を自分で記録
- クレジットカードの明細:カード払いなら利用明細が証拠になる
- メールの確認画面:ネット購入ならメールを保存
- Suicaの利用履歴:交通費の証拠として
ただし、出金伝票は補助的な証拠です。できるだけ原本の領収書やレシートを入手しましょう。
まとめ
- 領収書・レシートの保管期間は原則7年(白色申告は5年)
- 電子取引のデータは電子のまま保存が義務(2024年〜)
- 感熱紙レシートは消えるので、早めに撮影やコピーを
- 月ごとに整理して保管するのがベスト
レシートの管理が面倒なら、フリーフリーのレシート撮影機能を使えば、撮るだけでデータ化&自動仕訳。保管義務もクリアできます。