経理を任せてた人が辞めた!引き継ぎ方法
まず会計データと重要書類を確保する
経理担当者が退職した場合、最優先でやるべきは「データと書類の確保」です。会計ソフトのログイン情報、銀行口座の情報、未処理の書類などを速やかに把握しましょう。
引き継ぎがなくても、やるべきことを整理すれば対応できます。
最優先で確認すること
1. 会計ソフトのアクセス権
- ログインID・パスワードの確認
- 管理者権限の移管
- 退職者のアカウントの権限変更
freeeやマネーフォワードを使っている場合は、管理者アカウントでメンバーの権限を変更できます。
2. 銀行口座・クレジットカードの管理
- オンラインバンキングのログイン情報
- 振込の承認権限
- クレジットカードの利用状況
3. 未処理の経理業務
- 未払いの請求書(買掛金)
- 未入金の請求書(売掛金)
- 今月の給与計算
- 社会保険料の納付
- 源泉所得税の納付
4. 税務申告のスケジュール
- 次の確定申告・法人税申告の期限
- 消費税の中間申告の有無
- 年末調整の時期(10月〜1月)
データの引き継ぎ手順
会計データ
- 会計ソフトの管理者権限を自分(または後任者)に移す
- 直近の仕訳データを確認し、最終更新日を把握する
- 念のためデータをエクスポート(CSVバックアップ)する
書類の引き継ぎ
- 領収書・請求書のファイル
- 契約書
- 過去の確定申告書の控え
- 社会保険関係の書類
- 給与関係の書類(賃金台帳、源泉徴収簿など)
パスワード・ログイン情報
- 会計ソフト
- オンラインバンキング
- e-Tax
- 社会保険関連サイト(e-Gov等)
- 税理士との共有ツール
当面の経理業務の進め方
自分でやる場合
会計ソフトの使い方を覚えて、日々の記帳を継続します。freeeやマネーフォワードは操作ガイドが充実しているため、初心者でも対応可能です。
優先順位をつけましょう。
- 請求書の支払い(滞納は信用問題)
- 給与の支払い(遅延は法律違反)
- 税金の納付(延滞税が発生)
- 日々の記帳(後からでも追いつける)
税理士に依頼する場合
経理の引き継ぎをきっかけに、税理士への外部委託を検討するのも一つの選択肢です。
税理士に依頼するメリット:
- 記帳代行をしてもらえる
- 確定申告を正確に行える
- 経理担当者の採用・退職リスクがなくなる
経理代行サービスを使う場合
記帳代行や経理アウトソーシングのサービスも選択肢です。税理士事務所が提供しているケースと、専門の代行会社があります。
今後の再発防止策
経理業務のマニュアル化
- 月次の業務フロー
- 使用しているシステムの一覧
- ログイン情報の管理方法
- 年間の税務スケジュール
属人化の防止
経理業務を一人だけに任せず、最低限の知識を複数人で共有しましょう。特に、会計ソフトの管理者権限は代表者が持つようにします。
経理の引き継ぎは大変ですが、これを機に経理体制を見直すチャンスでもあります。フリーフリーでは、経理業務の効率化について詳しく解説しています。