フリーランスの税金はいくら?年収別シミュレーション
「フリーランスって、結局いくら税金を払うの?」これは独立前も独立後も気になるテーマです。
この記事では、年収別に税金と社会保険料をシミュレーションし、手取り額を計算します。
フリーランスが払う税金・社会保険料
フリーランスが払うのは大きく4つです。
- 所得税: 所得に応じて5〜45%(累進課税)
- 住民税: 所得の約10%
- 国民健康保険料: 自治体により異なる(所得の約8〜12%)
- 国民年金: 月16,980円(2026年度)、年間約20万円
会社員と違い、これらをすべて自分で支払います。
計算の前提条件
- 青色申告(65万円控除)
- 経費率30%(売上の30%が経費)
- 基礎控除48万円
- 社会保険料控除は実額
- 国保料率は東京23区の目安
- 扶養なし、独身
年収別シミュレーション
年収300万円の場合
| 項目 | 金額 | |------|------| | 売上 | 300万円 | | 経費 | 90万円 | | 青色申告控除 | 65万円 | | 所得 | 145万円 | | 所得税 | 約5万円 | | 住民税 | 約10万円 | | 国民健康保険 | 約14万円 | | 国民年金 | 約20万円 | | 税金・社保合計 | 約49万円 | | 手取り | 約161万円 |
年収300万円だと手取りは約160万円。月13万円ほどです。経費を引いた後の所得が少ないため、所得税は軽めです。
年収500万円の場合
| 項目 | 金額 | |------|------| | 売上 | 500万円 | | 経費 | 150万円 | | 青色申告控除 | 65万円 | | 所得 | 285万円 | | 所得税 | 約19万円 | | 住民税 | 約23万円 | | 国民健康保険 | 約28万円 | | 国民年金 | 約20万円 | | 税金・社保合計 | 約90万円 | | 手取り | 約260万円 |
年収500万円で手取り約260万円。月22万円ほどです。
年収700万円の場合
| 項目 | 金額 | |------|------| | 売上 | 700万円 | | 経費 | 210万円 | | 青色申告控除 | 65万円 | | 所得 | 425万円 | | 所得税 | 約40万円 | | 住民税 | 約37万円 | | 国民健康保険 | 約45万円 | | 国民年金 | 約20万円 | | 税金・社保合計 | 約142万円 | | 手取り | 約348万円 |
年収1,000万円の場合
| 項目 | 金額 | |------|------| | 売上 | 1,000万円 | | 経費 | 300万円 | | 青色申告控除 | 65万円 | | 所得 | 635万円 | | 所得税 | 約80万円 | | 住民税 | 約57万円 | | 国民健康保険 | 約77万円(上限に近い) | | 国民年金 | 約20万円 | | 税金・社保合計 | 約234万円 | | 手取り | 約466万円 |
年収1,000万円でも手取りは約466万円。税金と社保で約234万円持っていかれます。
会社員との比較
同じ年収500万円の場合、会社員の手取りは約390万円です。フリーランスは約260万円なので、約130万円の差があります。
この差の主な原因は以下の通りです。
- 会社員は社保の半分を会社が負担してくれる
- 会社員には給与所得控除がある
- フリーランスの国保料は会社員の健保より高い
ただし、フリーランスは経費を自分で調整できるので、実際の差はもう少し小さくなります。
税金を減らすためにできること
- 青色申告: 65万円の控除は必須
- 経費の漏れをなくす: 按分含めて計上できるものは全部計上
- 小規模企業共済: 月7万円まで全額所得控除
- iDeCo: 月68,000円まで全額所得控除
- ふるさと納税: 実質2,000円で返礼品を受け取れる
まとめ
フリーランスの税金・社保は年収の20〜30%程度です。事前にシミュレーションしておけば、「思ったより手取りが少ない」と慌てずに済みます。
フリーフリーを使えば、経費と売上を入力するだけで年間の税金見込みをリアルタイムで把握できます。確定申告前に慌てないためにも、早めの準備がおすすめです。