税務調査では何を見られる?チェックされるポイント10選
「税務調査が来たらどうしよう」と不安を感じていませんか?調査で何を見られるのか知っておけば、必要以上に恐れることはありません。
この記事では、税務調査でチェックされるポイントを10個紹介します。
税務調査の基本的な流れ
まず、税務調査の流れを知っておきましょう。
- 事前に電話で連絡がある(通常1〜2週間前)
- 調査日を決める(日程の調整は可能)
- 調査当日(通常1〜2日、自宅や事務所で実施)
- 質問と資料の確認
- 後日、結果の通知
突然来ることはほとんどありません。事前連絡があるので、準備する時間はあります。
チェックポイント1: 売上の計上漏れ
調査で最も重視されるのが売上です。申告した売上が実際の入金と一致しているかを確認されます。
銀行口座の入金記録、請求書の控え、取引先からの支払調書と照合されます。1件でも漏れがあると、他の売上も疑われます。
チェックポイント2: 経費の妥当性
経費が売上に対して多すぎないか、事業と関係のない支出が混ざっていないかをチェックされます。
特に見られるのは「交際費」「旅費交通費」「消耗品費」です。高額な支出や頻度が高い支出は重点的に確認されます。
チェックポイント3: 按分の根拠
家賃や電気代など、按分で計上している経費は必ず質問されます。「この按分割合の根拠は何ですか?」と聞かれたとき、計算過程を示せるかがポイントです。
間取り図、作業時間の記録、走行距離の記録などを用意しておきましょう。
チェックポイント4: 領収書・レシートの保管
経費に対応する領収書やレシートが保管されているかを確認されます。7年間の保管義務があります。
領収書がない経費は否認される可能性が高いです。クレジットカード明細や銀行の振込記録で代替できるケースもありますが、できるだけ領収書を残しましょう。
チェックポイント5: 期ずれ(売上・経費の計上時期)
12月の売上を翌年に計上したり、1月の経費を前年に計上したりしていないかを見られます。
売上は「請求書を発行した日」または「サービスを提供した日」で計上するのが原則です。入金日ではありません。
チェックポイント6: 家族への支払い
家族に給与を支払っている場合、実際に仕事をしているか、金額が妥当かをチェックされます。
青色事業専従者給与の届出を出していること、実際の勤務実態があること、金額が世間相場と比べて妥当であることが必要です。
チェックポイント7: 現金取引
現金での売上がある場合、特に注意されます。銀行を通さない取引は把握しにくいため、調査官が重点的にチェックする項目です。
現金売上がある方は、日々の売上台帳をしっかり作成しておきましょう。
チェックポイント8: 減価償却の計算
高額な資産(PCや車など)の減価償却が正しく計算されているかを確認されます。耐用年数、償却方法、取得日が正しいかがポイントです。
チェックポイント9: 外注費と給与の区分
外注費として処理しているものが、実質的に給与ではないかをチェックされます。外注費は消費税の仕入税額控除の対象ですが、給与は対象外だからです。
指揮命令関係があるか、時間で拘束されているか、道具や機材を誰が提供しているかなどで判断されます。
チェックポイント10: 帳簿の整合性
帳簿の各所に矛盾がないかを確認されます。売上帳と銀行口座の入金が一致しているか、経費帳と領収書が一致しているかなどです。
会計ソフトを使っていれば大きな矛盾は起きにくいですが、手入力のミスには注意が必要です。
税務調査の準備でやっておくべきこと
- 過去3年分の申告書と帳簿を手元に準備する
- 領収書・請求書をファイリングしておく
- 按分の根拠資料を整理する
- 不明点があれば事前に税理士に相談する
まとめ
税務調査は正しく申告していれば怖くありません。日頃から帳簿と証拠書類をしっかり管理しておくことが最大の対策です。
フリーフリーで日々の記帳を正確に行い、領収書もデータで管理しておけば、税務調査にも安心して対応できます。